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読書メーター☆<2012年7月> [読書メーター(書籍)]

7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3288ページ
ナイス数:277ナイス

五番目の女 下 (創元推理文庫)五番目の女 下 (創元推理文庫)
スウェーデンの10月。秋から冬にかけて。10月で昼間の気温が3℃とか夜は氷点下になる。それでいてホワイトクリスマスは少ないらしいなどの土地柄の記述が興味深い。今回はDVの犠牲者:女性が軸となって展開している。細かい証拠を頼りに捜査を進めていくヴァランダー刑事率いるイースタ署のメンバーの活躍は日々の日常や各個性も絡め感情移入しやすい。今回も一気に読みました。ヴァランダーは一軒家を買ってラブラドールを飼うのでしょうか。全10作。あと4作品が楽しみです。
読了日:07月26日 著者:ヘニング・マンケル
五番目の女 上 (創元推理文庫)五番目の女 上 (創元推理文庫)
北欧・スコーネ:ヴァランダーシリーズ第6弾。このシリーズは第1作から順番に読むのをオススメします。ヴァランダーの人物造形。人との関わり。世界観。時系列で楽しむのがポイントです。今回は、2件の凄惨な殺人事件を追います。前作で話に出ていた父親と一緒のローマ旅行から戻り、旅行の出来事に浸る間もなく事件が発生。そこから捜査に追われ日常の細々としたことがすべて後回しになります。ヴァランダーと一緒に捜査に翻弄され日々の出来事を噛みしめながら下巻へ。
読了日:07月24日 著者:ヘニング・マンケル
追想五断章 (集英社文庫)追想五断章 (集英社文庫)
そうそう・・米澤さんは、こんなムードのある作家さんだった。以前読んだ連作短編「儚い羊たちの祝宴」を思い出す。叔父が経営する古書店で居候をしている主人公。店に父親が残した5編の物語を探してほしいと依頼される。それは20年以上前の未解決事件を追想する物語。結末の無い「リドルストーリー」だった。主人公の暗い性格と、見つけた作品が醸し出ているドロリとした読後感。なんとも掴みどころのないシンシンとした展開に引き込まれた。(変な例えですみません^^;)
読了日:07月19日 著者:米澤 穂信
ライアーズ2 崩壊のはじまりライアーズ2 崩壊のはじまり
これは先が気になる!すぐ続編を予約しなくちゃ☆4人の女子高校生の恋愛や家族の悩みに過去の事件が絡まりスピード感たっぷりに読ませてくれます。脅迫メールを送りつけてくる「謎のA」の存在も気になりますが4人の登場人物たちの今後にも目が離せない。それぞれのキャラクターが個性的で混乱することもなく各章で変わる彼女たちの時間的な関わりも伝わりやすい。これはTVドラマも見てみたい!「ビバリーヒルズ青春白書」「ツイン・ピークス」が好きだった人はハマルと思う~
読了日:07月19日 著者:サラ・シェパード
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
ビブリアシリーズ第2弾。実は、第1弾でシリーズを追うのはやめようと思っていたのですが読友さんのコメントを読んで購入しました。前作と大きく変わってきたのは登場人物の肉付けがされてきたこと。栞子さんと家族の問題。大輔の高校時代の彼女が出てきたりと個性が膨らんできました。書籍を絡めた展開も読みやすくキャラクターと良く馴染んでいる「時計じかけのオレンジ」や「藤子不二雄」の幻のコミックを扱ったりと興味も尽きなかったです。「時計じかけ~」の感想文は『映画を観て書いたんじゃないのぉ~』など短縮的な推理をしてしまった私。
読了日:07月13日 著者:三上 延
氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)
ビブリアに続いて書店で目につく1冊。ミーハー精神は健在で手に取りました☆古典部シリーズ第1弾。高校一年の折木君が主人公。どこか冷めていて私と友人にはならないであろう人物像。姉が高校時代に在籍していた古典部に入部する。在籍生徒がいなく廃部寸前だと思ったら一人の少女が入部していた。その少女が持ち込む「日常の謎」を折木君は解決していく学園ミステリ。とても軽く読みやすい。折木を筆頭に登場する友人(古典部員)も個性的で楽しめる。「薔薇色の高校生活」確かに部活をやると薔薇色かどうかは別として日常に色は付きますよね
読了日:07月12日 著者:米澤 穂信
ライアーズ1 ひみつ同盟、16 歳の再会ライアーズ1 ひみつ同盟、16 歳の再会
「ガールズミステリー」そんな分野があるのは初耳!ローズウッドに住むセレブな少女5人は「大きな秘密」を共有していた。少女の中の一人アリソンが突然失踪してしまう。それから3年の月日が流れ・・・疎遠になっていた4人のもとに突然、謎の「A」からメールが届く。それは彼女たち、それぞれがアリソンと3年前に共有していた「秘密」や現在進行形の「秘密」の暴露メール!等身大(と言ってもセレブなので興味本位の方が強い)の高校生の日常。それぞれが抱えている悩み。彼女たちの個性も強く今後の展開が凄く楽しみです。
読了日:07月11日 著者:サラ・シェパード
太陽は動かない太陽は動かない
吉田修一氏 初読み。太陽光エネルギー開発をめぐる日中の政治を絡めた産業スパイ物。なかなかのエンタメ作品でスピード感たっぷりで一気読みしました。主人公:AN通信の鷹野と田岡。謎の美女AYAKO。ライバル側の男たち。日本の政治家。登場人物が交互に描かれ時間軸の流れと手に汗握るサスペンスな展開。このキャラクター達で是非!続編を描いて頂きたい。息の長いシリーズ物として読みたいです。
読了日:07月09日 著者:吉田 修一
すべて真夜中の恋人たちすべて真夜中の恋人たち
冬の真夜中ピンと張りつめた乾燥した空気は身の引き締まる感じと現実味のない不思議な世界。作中は、ずっとこのような感じで掴みどころのない主人公:冬子の日常が描かれています。関わる人たちも乾燥したギスギスとした人たち。会社での冬子の存在。周りと関わらず自分の世界に籠る「煩わしい」のではなく「それが自然な人との関係」なのだと思う。現実社会では中々、理解できないであろう。「自分が出来ることは人も出来て当然」と思うのは良くある事。自分にとっての幸せはそれぞれ個人が感じることなんだよね。
読了日:07月05日 著者:川上 未映子
ラブソファに、ひとりラブソファに、ひとり
読メを始めて2年半。石田衣良氏、初登録ということは2年半ぶりに書籍を手に取ったということになります。9篇からなる短編集。記念すべき10冊目だそうです。「あとがき」にあるように短編というのは「印象深くても時間は短く淡い大人のつきあい」人とつきあうのと同じですって。石田さんウマイ事言うなぁ~。20・30代の男女の「恋バナ」を描いています。わたしには少し淡すぎてお洒落すぎだったかな。。。などと心から「素敵!」と目をハートに出来ないのが寂しい^^;一番「あとがき」が良かった・・・なんて・・・すみません!
読了日:07月03日 著者:石田 衣良

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
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