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読書メーター☆<2012年6月> [読書メーター(書籍)]

6月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4557ページ
ナイス数:251ナイス

楽園のカンヴァス 楽園のカンヴァス
キュレーターで小説家。原田マハさん初読み。画家アンリ・ルソー「夢」の真贋を絡めた物語。さすがキュレーター。絵画を実際に美術館で見ているような描写です。それも絵画から匂いや音まで聞こえてきそうな臨場感。美術に疎く「ルソー」と聞いても絵画が浮かばない素人ですが読みながら絵画に見とれてしまいました。とても引き込まれた。先が気になって一気に読みたいけれど読みわってしまうのも寂しいジレンマに苦しみました。美術の裏側の世界もとても興味深く読みました。そして絵画を愛する人の熱意に触れられたようで終始胸を打たれました。
読了日:06月29日 著者:原田 マハ
マイクロワールド (下) (ハヤカワ・ノヴェルズ) マイクロワールド (下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
人間が2センチ程になって虫と戦うとは想像しただけでも恐ろしい!都会育ちで、もやしっ子の私は数分で半狂乱になるであろう・・・^^;大学院生の7名が知識を生かして活躍しているのですが1人・・2人と虫に敗れ退場していく展開にドキドキとしました。「え~@@!」と驚く展開もあり興味は尽きませんが全体的には物足りない何かが足りない。悪役しかり・・・登場人物しかり・・・。展開もラストの結末も。マイクル・クライトンの作品それも未完の作品を世に出してくれたリチャード・プレストンには敬意を贈りたいとは思います。
読了日:06月28日 著者:マイクル・クライトン,リチャード・プレストン
マイクロワールド (上) (ハヤカワ・ノヴェルズ) マイクロワールド (上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
映画は観たけれどマイクル・クライトンの原作を読むのは初。未完で遺作のこの作品。途中まで書かれていたのをリチャード・プレストン氏が後を継いで書かれた作品。序盤はマイクル・クライトンなのだとボンヤリながら分かる感じがします。大学院生達7名が小さくなる装置で2センチ程の大きさになってジャングルに捨てられる!!@@ジャングルなので、いますよぉ~虫たちが!サバイバルです。ハラハラドキドキと下巻へ!
読了日:06月26日 著者:マイクル クライトン,リチャード プレストン
黒猫の接吻あるいは最終講義 黒猫の接吻あるいは最終講義
う~ん・・どうだろう。前作デビュー作ではクリスティ大賞受賞。短編の読みやすさとポーの薀蓄。透明感のある文章に惹かれました。そして第2弾。長編です。期待度もUP。黒猫の過去と付き人との関係。バレエを絡めたミステリ仕立て。透明感のある文章は健在で読みやすいのですが「ポーの薀蓄や何やかや」が、だんだん面倒に・・・。ミステリ部分も・・・・。全体的に評価したら残念な結果に。(個人的な感想)
読了日:06月23日 著者:森晶麿
マスカレード・ホテル マスカレード・ホテル
流石のエンタミステリ!舞台をホテルに都内で起こった連続殺人事件を軸に展開します。実在の人物で描写をしているのだろうかと、勘ぐってしまいそうなくらい画像的。(映画化・ドラマ化を想定しているようなw)ホテルマンの仕事に賭ける熱意には頭が下がる気持ちに。マスカレードで仮面の装丁を見たら「オペラ座の怪人」が浮かびましたが、あんなに重々しくはなくサラリと読めます。この主人公を主役にシリーズ化しても楽しめそうな作品でした。東野さん「ロイヤルパークホテル」好きですね!何度か訪れた事があるので(宿泊はナシw)情景も想像し
読了日:06月21日 著者:東野 圭吾
ミステリアス・ショーケース (ハヤカワ・ミステリ) ミステリアス・ショーケース (ハヤカワ・ミステリ)
いやいや・・堪能致しました。ベテランから新人までの今、旬のポケミス一押し作家たちの短編アンソロジー。このような試みは粋ですね。初読みの作家さんも含む作品たちはどれも読み応えがあり、ギュっと凝縮された作家のもつ「匂い」濃厚です。サラリと読ませるものが少なくどれも重たい作品でした。わたしのイチオシ「解錠師」S・ハミルトンが一番読みやすかったかな。とても好きな雰囲気でしたよ!どれも素晴らしかったですが他の方も書いているように「ライラックの香り」の読後感は半端ないです!
読了日:06月20日 著者:デイヴィッド・ゴードン,ニック・ピゾラット,トム・フランクリン,スティーヴ・ハミルトン,ダグ・アリン,トマス・H・クック,デイヴィッド・ベニオフ,ベス・アン・フェンリイ
ダレン・シャン〈9〉夜明けの覇者 (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン〈9〉夜明けの覇者 (小学館ファンタジー文庫)
9作目。友人を助け半ヴァンパイアになったダレンが主人公。敵対するバンパニーズ大王を倒すハンターに選ばれ予言に翻弄され追い詰め追われ・・・。戦いも辛く困難になってきています。裏切り者に騙され、大事な人物と別れ・・・。とても辛い巻でした。
読了日:06月18日 著者:ダレン シャン
ダ・ヴィンチ 2012年 07月号 [雑誌] ダ・ヴィンチ 2012年 07月号 [雑誌]
年内に読んでおきたい書籍を数冊購入してしまった!読みまくろう☆
読了日:06月18日 著者:
目くらましの道 下 (創元推理文庫) 目くらましの道 下 (創元推理文庫)
これは非常に綺麗にまとまっている。事件が連続性を持ち関係のないような事件までラストで繋がる。スウェーデンの土地柄の描写から人物描写まで細かく感情移入もしやすい。ヴァランダーは、終始「不安な部分と人間味のある回想シーン」が多く、一匹オオカミ的な役回りが母性本能をくすぐるとても好人物である。刑事の第六感が冴え、何に引っかかっているのか推理をするのも楽しい。スウェーデンの綺麗な夏。白夜など想像を膨らませると雨の多い寒い冬の描写とは違った感慨を持ちました。今後の展開も楽しみです。
読了日:06月18日 著者:ヘニング・マンケル
目くらましの道 上 (創元推理文庫) 目くらましの道 上 (創元推理文庫)
ヴァランダーシリーズ第5弾。この作品でCWAゴールドタガー賞受賞。そして上下巻になりました。イースタ警察署内部の変化がありました。結構好きだった署長が移動。上巻では登場していませんが女性署長になるようです。今作はドミニカ共和国のパートとイースタでの事件と2種類の事件を追います。この二つの事件が繋がるのかは不明です。そして犯人のパートも有り!連続殺人をどう決着付けるのか下巻も目が離せません。
読了日:06月14日 著者:ヘニング・マンケル
通信教育探偵ファイロ・ガッブ 通信教育探偵ファイロ・ガッブ
作品は1913~1916年に書かれた短編。著者は20世紀前半に活躍した作家で1700作以上の短編を送り出した人物。ユーモア作家との紹介がされていました。まったくの前調べをしないで読んだら児童書なのか?と感じてしまいました^^;とても軽くテンポも良く古さもあまり感じない。通信教育で探偵になったガップ君が主人公。職業は「壁紙職人と探偵」。ガップ君の人柄と「ぶっ壊し屋事件」を捜査(巻き込まれ?)したり「ホントガッカーリ金鉱」の株券で騙されたりとクスクス笑ってしまうネーミング多数。これ文庫だったらいいのに!
読了日:06月09日 著者:エリス・パーカー バトラー
ユリシーズ・ムーアとなぞの地図 (ユリシーズ・ムーア 2) ユリシーズ・ムーアとなぞの地図 (ユリシーズ・ムーア 2)
一巻を読んですぐ手に取りました。実際にない「キルモア・コーヴ」という地に呼ばれたイタリアのカメラマンに届いた宝箱。中に入った資料の翻訳に成功し編集部へ送ったとの設定。古い屋敷の棚の裏に隠されていた「謎の扉」を開けたら色々なカラクリが施されていた。謎を解きつつ奥へ進むと古い船を発見。船に乗ると・・・そこはエジプト?!話の流れで「キルモア・コーヴの地図」を探すことになるのですが展開がどうも、行きあたり的な感じなのと悪者役の扱いも良くある感じ。大人も楽しめる作品ではない雰囲気をかもし出してまいりました・・次はど
読了日:06月09日 著者:金原 瑞人
都市と都市 (ハヤカワ文庫SF) 都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)
100Pで挫折しました。タイミングが合わなかったのだと思います。いつか再読します。
読了日:06月08日 著者:チャイナ・ミエヴィル
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
書籍の中から叫びと悲鳴が聞こえる・・・。心が痛く続けて読むのが大変でした。父親を突然亡くしたオスカー少年。父親との最後の別れが普通の一日だったこととのギャップ。「言いたかった事」と「聞きたかった言葉」「父親がどうして亡くなってしまったのか?」父の遺品から尋ねる人々との会話。オスカー少年の祖父母達の手紙を織り込み感情移入していくと心が挫けそうになった部分が何度もありました。文章の視覚的なトリックが施され、新しいタイプの文学だと感じる。「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」素晴らしい1冊でした。
読了日:06月04日 著者:ジョナサン・サフラン・フォア
ユリシーズ・ムーアと時の扉 (ユリシーズ・ムーア 1) ユリシーズ・ムーアと時の扉 (ユリシーズ・ムーア 1)
新しい児童書開拓☆このシリーズ外国の翻訳?作者がユリシーズ・ムーアで宜しいのですよね・・・^^;面白いトリックを使っています。イタリアのカメラマンから編集者に送られたメール。謎の宝箱を開けたら古い写真や地図や黒い手帳。手帳には「見たことも無い文字でびっしりと何かが書かれている?!」解読に成功したとの事。そして物語がスタート。古い屋敷に引っ越してきた双子のジェイソンとジュリア。そして友人のリックが織り成す冒険活劇!すごく気になるところで次巻へ!詳しくは次巻のコメントで~!
読了日:06月03日 著者:

2012年6月の読書メーターまとめ詳細
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じゅぴたー

マイクル・クライトン作品読んだのですね。
本当に最後の作品で、残念でなりません。
クライトンのSFでは、特にジュラシックパークシリーズは本当に恐竜が復元できそうで、面白かった。
「エアフレーム」もミステリとして面白かったと記憶しています。
本当に素晴らしい作家さんでした。

by じゅぴたー (2012-08-03 18:05) 

Betty

じゅぴたー 様

マイクル・クライトン初読みでした!
他の作品も読んでみたいと思いましたよ
ジュラシック・パークシリーズも書籍で読んでみたいです。
by Betty (2012-08-05 14:16) 

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