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読書メーター☆<2012年3月> [読書メーター(書籍)]

3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2924ページ
ナイス数:198ナイス

折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
12世紀末の欧州が舞台のファンタジーミステリ。暗殺騎士・呪術使い・吟遊詩人・剣士。。。。RPGのゲームの世界です☆密室、それも海に囲まれた「密島」の屋敷で領主が何者かに殺された。同じ日、20年牢獄されていた捕虜も謎の失踪。二本柱のミステリです。そして、街を襲う「不死のデーン人」の襲撃を織り込み楽しく読むことが出来ました。ただ・・・登場人物の描き方が多少雑に感じ掴みにくい。物語にのめりこめるほど集中が出来ませんでした。でも続編が出たら読みたい。
読了日:03月31日 著者:米澤 穂信
彼女が追ってくる (碓氷優佳シリーズ)彼女が追ってくる (碓氷優佳シリーズ)
サクリと読了。碓氷優佳シリーズ第三弾。私は二作目の『君の望む死に方』が1番好き。書き下ろしの長編作。殺人が起きて犯人側の目線で描かれている。犯人の心情がなかなか読ませる作品ですが流れが、どうも腑に落ちない。警察へ通報するまでのダラダラ感。あれがないと探偵役の出番は無いのですが・・・。二時間物のTVドラマを見たイメージしか沸かなかった。ラストも含めて後味も悪いな。
読了日:03月17日 著者:石持浅海
罪悪罪悪
短編ならではサクリと読了。「罪悪」罪悪感と良く言うけれど犯罪を犯したもの巻き込まれたものそれぞれの「断面」が弁護士の視線で描かれています。前作同様、淡々とした語り口でスッと情景や人物像が入ってくる手腕は中々のもの。第一話「ふるさと祭り」は興味深い、容疑者側の弁護士が感じる「罪悪」これを始めにもってくるのは上手いな!前作「犯罪」のラスト1話と同じように読者を掴んで離さない力がある。今作は、やりきれない感情が前面に出ていて辛かった。国柄が分かるこのような短編は貴重ですね。
読了日:03月13日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
無痛 (幻冬舎文庫)無痛 (幻冬舎文庫)
「第5番」が気になってこちらを先に読了。患者の外見で病名から症状まで診断できる為頼医師。舞台は神戸。閑静な住宅街で凄惨な一家4名の惨殺事件が起こる。医師側からのアプローチになるのですが「刑法39条:心身喪失者の行為は罰しない」を絡めた興味深い内容でした。まず主人公の為頼医師の人柄がなかなか好ましい。道行く人の病気を診断している描写は説得力があり新鮮。ただ、ラストに向けネタバレも含めて広げた風呂敷の端の部分で「ほつれ」を感じたのは否めない。この続編が「第5番」あの終わり方じゃ・・読むしかないよねぇ~
読了日:03月13日 著者:久坂部 羊
リガの犬たち (創元推理文庫)リガの犬たち (創元推理文庫)
舞台はスウェーデン。ヴァランダー刑事シリーズ2作目。前作と時間の流れが数か月しか経っていないようで人間関係のおさらいの為、一年前に読んだ前作をサラリと読み直してしまいました^^;海岸に打ち上げれたゴムボート上に二人の男性遺体が発見されてから展開しています。捜査の結果二人の男性は海の向かい側バルト三国ラトヴィアから流れてきた模様。ラトビアから刑事を迎え遺体と共に国へ送り返し捜査は終了かと思ったら。。。ヴァランダー刑事がラトヴィアを飛び回り生死をかけた捜査が継続していきます。ラトヴィアという国は初耳で世界地図
読了日:03月08日 著者:ヘニング マンケル
殺人者の顔 (創元推理文庫)殺人者の顔 (創元推理文庫)
読後から約2年経つと細かい部分を忘れているものですね。再読してよかった。
読了日:03月06日 著者:ヘニング マンケル
死の泉 (ハヤカワ文庫JA)死の泉 (ハヤカワ文庫JA)
255文字では語りつくせない!文章の透明さと美しさは衝撃的。舞台は第二次大戦下のドイツ。私生児を身ごもったマルガレーテはナチの施設で出産を迎える。自身と幼子の身の安全を選び医師と結婚。激動のドイツの情景を織り込み不老不死の実験と去勢された男性が持つソプラノ音楽カストラートに執着している夫の狂気の狭間でマルガレーテも飲み込まれていく・・・。激動のドイツで医師によって巻き込まれた人間模様は圧巻の一言。最後まで気が緩むことなく読了。
読了日:03月02日 著者:皆川 博子

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
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